活動報告

「ターミナルケア研修会」開催しました。

H27年12月5日(土)

高知県介護福祉士会特別研修会。「ターミナルケア研修会」を開催しました。
高知県介護福祉士会としては、今年最後の研修会となりました。
今回の研修会の講師には、NPO法人メイアイヘルプユー事務局長 鳥海 房江枝氏を招いての研修会となりました。
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講師の鳥海先生(写真中央)
言葉ではターミナルケアと良く聞きますが、会員の皆さんが働いている事業所でも、取り組んでいる事業所とそうでない事業所で、バラつきがあることと思います。
また、ケアを行うにあたり、いつからがターミナルケアなのか?その過程で、私たち専門職がどのようなことに注意し、ご家族やご本人、多職種とどのように関わっていけば良いのか、関わる人達の不安や、様々な疑問があると思います。
そのような話しの中で、かつては死が家庭内の身近にありましたが、高度経済成長や医療機関の充実などで死が家庭とは離れたところにいき、死を隠すような風潮となり、死は専門の人に任せる・・・「死の外注化」と先生は言っていましたが、そのような時代を経て、今があるということを教えてもらいました。
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また、研修の中では事業種別ごとにグループに分かれ、自分たちの事業所でターミナルケアで取り組んでいることや、学んだこと、課題などをグループワークで共有する時間も持ちました。
鳥海先生の方から、不思議なことに、ターミナルケアについて話し合いをした時に、ターミナルケアをやって悪かったという言葉は聞かれないということを言われましたが、
人の死に関わるということは、その人の人生の最期の時間に関わるということであり、言葉では表せないような大切な時間だと思います。
それと同時に、その人の人生だけでなく、自分の生き方や人生、また、今までやってきた私たちのケアを考える重要な機会になると感じました。
受講生からのアンケートにも、非常に内容の濃い良い研修だったという感想を多数いただき、非常に実りある時間だったと、高知県介護福祉士会としても嬉しく思います。
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最期に、佐井会長の方から、今回の研修会の感想と、認定介護福祉士など、これからの動向を踏まえて、私たち介護福祉士が社会的評価、経済的評価を勝ち取っていくには、
たくさんの人の力を集める必要があり、私たち職能団体の活動への協力を呼びかけ、職能団体として声を上げていくことを約束して閉会の挨拶とさせていただきました。
今回の研修には約80名というたくさんの方の参加をいただきました。
会としては、今年最後の研修会となりましたが、来年からも国試対策研修も開催予定であり、介護福祉の質の向上のためにも各種研修を企画していきますので、今後ともよろしくお願いします。
広報委員 利谷

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